2024年04月03日

高齢者の安否確認の方法は?オートコールを活用するメリット

高齢者の安否確認の方法は?オートコールを活用するメリット

一人暮らしや夫婦で暮らす高齢者の安否確認をどうやって確実に効率的に行うかは、家族はもちろん福祉・医療事業者、大家・管理会社、行政等にとって課題となっています。今回は安否確認にはどのような方法があるか、それぞれの方法の特徴、その中でもオートコールを高齢者の安否確認に使うメリットをご紹介します。

こんな場面で高齢者の安否確認が必要

高齢者は社会との関係が希薄になりがちで主体的な発信力も弱いことが多いため、何かあった際に往々にして発見が遅れがちです。特にどのような状況で高齢者の安否確認に留意する必要があるのでしょうか。

一人暮らしの高齢者の安否確認

内閣府の発表によると令和2年時点で65歳以上の一人暮らしの高齢者は、全65歳以上の人口中22.1%を占めています。(参照:https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/html/zenbun/s1_1_3.html

つまり65歳以上の4人に1人近くが一人暮らしだということ。これはもちろん、本人や離れて暮らす親族にとって心配の種ですが、他にもたとえば賃貸物件のオーナーや管理会社にとっては孤独死のリスクが高いと捉えられます。実際、高齢者が賃貸物件への入居を断られるケースは近年問題となっており、国の検討会が設けられるなど社会課題となっています。一人暮らしの高齢者の異変を察知するにあたっては、どのように安否確認の仕組みを設けるかが重要です。

持病・既往症持ちの高齢者の安否確認

安否確認が必要なのは一人暮らしの高齢者だけではありません。高齢夫婦世帯であってもいずれかもしくは両方が持病・既往症持ちの場合、安否確認は必要です。理由としては、身体的衰えによって外出が減った結果、外との関わりも減り病気や怪我等あっても助けを求められないということがあります。また、周りに迷惑をかけたくないという理由で異変があっても我慢するということも一定以上の世代でありがちです。本人も周りも気づかないうちに認知症が進行し、生活や健康にダメージが蓄積するということもあります。

高齢者の安否確認を行う方法

高齢者の安否確認を行うのは遠方の家族や福祉・医療事業者、行政などさまざまですが、関係性や距離感によって適切な方法が変わります。安否確認にはどのような方法があるのでしょうか。

センサーやカメラでの見守りサービス

高齢者の安否確認の方法として、センサーやカメラを室内に設置して高齢者の異常を感知する見守りサービスがあります。一定時間、室内で動きがない際にアラートしたり、起床や外出を知らせたり、さまざまな動作のあるなしを見守り側に伝えることができます。また、スピーカー・マイクがついているタイプであれば、異常を発見した際に遠隔で声かけをすることも可能です。

離れて暮らしている家族が高齢の両親のために設置する見守りツールとしては非常に優れていますが、デメリットとしては設置費用がかかる点。たとえば会話機能がついている見守りカメラだと10,000円程度からありますが、高齢者に自費で設置を促してもすんなり同意が得られるとは限りません。また、親族でもカメラを設置されるのは嫌がられる可能性がありますし、血縁関係にない介護事業者や医療関係者の場合はさらにハードルが高いはずです。

福祉事業者や自治体による定期巡回

要介護認定を受け介護保険制度を利用している高齢者に対して、福祉事業者や自治体が定期巡回をして安否確認をしているケースもあります。地方では民生委員のような地元住民の相互ネットワークが生きていることもあるかもしれません。しかし、自立して生活されている高齢者や介護保険の利用履歴がない高齢者、都市部に暮らしている高齢者の場合、こうした定期巡回から漏れることがあります。

電話での安否確認

どの世帯でも必ず持っているのが電話機です。たとえ携帯電話がなくても固定電話までない高齢者の世帯はほとんどありません。

高齢者の安否確認にオートコールを活用するメリット

オートコールによる安否確認で労力やコストを抑えることができます。具体的にどのようなメリットがあるのかご紹介します。

自動発信・自動音声なので人手が不要

オートコールは自動発信・自動音声なので架電及び会話をするオペレーターが不要です。たとえば福祉・医療事業者であれば、高齢者への日常の安否確認をオートコールによる自動音声で自動化できます。

プッシュボタン入力で明確な解答が得られる

オートコールは何か質問事項がある場合に自動音声を聞いた後にプッシュボタンで回答を選択するように設定することができます。オペレーターとの会話はありませんが、高齢者自身による明確な回答を得られるのはメリットです。

高齢者側で電話以外に新たに機器等を用意する必要がない

前述したセンサーやカメラは高齢者側で新たに購入し設置する必要があり、費用面でも心理面でも負担を覚える方がいることが予想されますが、誰もが持っている電話であれば簡単に利用開始できます。

高齢者の安否確認におけるオートコール活用事例

実際に高齢者の安否確認の際にオートコールはどのように活用されているのでしょうか。日常の安否確認におけるオートオール活用事例をご紹介します。

お寺が地域の高齢者の安否確認にオートコールを活用

高齢者が集まる地域のコミュニティとして、古くから寺院が保有してきたネットワークが見直されています。檀家のみならず地域の一人暮らしの高齢者に向けて、簡単な安否確認の質問と住職の法話を録音してオートコールを行うという事例があります。

郵便局のみまもりでんわサービス

郵便局では離れて暮らす高齢の家族をサポートする「みまもりサービス」を展開しており、その中に みまもりでんわサービス を設けています。オートコールで毎日体調確認の電話を行い、質問に対してプッシュボタンで回答。回答内容はメールで家族に転送されるので安心です。また、未回答の場合は1時間以内で再コール、2回連続不在の場合はその旨の報告が家族に飛ぶので、不測の事態があってもすぐに分かります。

高齢者の安否確認に「発助」を導入してみては

高齢者の安否確認方法の中でもオートコールは高齢者側の機器設置コストがなく事業者による人的リソースを抑えることができる点で優れています。ソフトプラン株式会社が提供する格安オートコールシステム「発助」も高齢者の安否確認の用途で多くのお客様にご利用いただいております。是非ご相談ください。

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